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2011年 総理大臣杯

第35回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントは大阪体育大学が優勝!

◎試合の様子◎
 大阪体育大の緑のユニフォームホームが、90分間絶え間なく、ピッチを駆け回った。酷暑の中、運動量で圧倒した。
 豊富なスタミナの中央大だが、佐藤健監督が「連戦による疲れ、暑さによる疲れはあった」と言うように、立ち上がりから選手の足は鈍かった。一方、「積極的に守れ」という坂本康博総監督の指示が浸透していた大阪体育大は、よく動いた。
 そして31分。ゴールまで35メートル近いサイドライン際でファウルを受けて直接FKを得ると、DFD馬場将大(3年)が上げたボールは、ゴール前で誰も触れず、ワンバウンドでネットに吸い込まれた。相手を崩した形ではないが、中盤を圧倒する大阪体育大にはこの1点で十分だった。
 守勢に回らず、前線からプレスをかけ、中央大にシュート2本しか許さなかった。終了間際にはFWE山本大稀(2年)、FWJ金亨勲(1年)ら5人が分厚いカウンターを見せるなど、最後までペースを握って3年ぶりの栄冠をつかんだ。
 山本は言った。「バテてたけど、最後は意地。関西より強いと言われ、注目を浴びる関東勢には、負けたくないから」。早稲田大、明治大、中央大と、関東の名門校を下しての日本一。関東勢に負けているなんて、誰も思わない。胸を張っていい。
                                                    (読売新聞大阪本社運動部 安田 栄一)



 
 
 
 大阪体育大は3年ぶり3回目の優勝!

 
 大阪体育大イレブン

 
 中央大イレブン

 

 
 表彰式の様子

 ※本ページの写真などは近日中に更新予定