<2009年度 第33回 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント決勝 Result>
■8月7日(金)@大阪長居スタジアム 18:00 kick off
高知大 1(1−2)3 福岡大
≪得点(アシスト)≫
福岡大 20分 14 藤田 直之
高知大 24分 22 山部 晃(4 中野 圭)
福岡大 21分 11 前山 恭平(8 長谷 慎司)
福岡大 81分 10 永井 謙佑(7 末吉 隼也)
優勝候補、九州の雄・福岡大と9年連続出場、四国王者・高知大の対戦となった決勝戦。試合序盤は高知大のポゼッションが優るが、高知大・野地監督が「シュートを打たせてもらえなかった」と振り返るように、福岡大はDFD宮路洋輔を中心に堅固な守備ではね返し、早い攻めを狙う。そして20分、福岡大がエースI永井謙佑のドリブルから得たFKをMFM藤田直之が直接ゴールにねじ込み先制し、さらにその直後、集中を欠く高知大DFのスキを突いたMFJ前山恭平が冷静に決めて、リードを広げる。しかし高知大も黙ってはいない。24分、CKからDF22山部晃のヘッドで1点差と迫り、追撃に入る。しかし福岡大もしっかりした対応で、前半を締めくくる。
後半、追いかける高知大は、今大会3試合で結果を残してきたスーパーサブ・トリオをプラン通り次々と投入していく。しかし、同点ゴールには結びつかず、逆に81分、福岡大は「日本一速いFW」(福岡大・乾監督)永井がオフサイドぎりぎりに飛び出しGKの位置を見定めてゲットし大会5ゴール目とすると、もはや高知大に押し返す力は残っていなかった。関西、関東以外の大学として初の戴冠となった福岡大の優勝の意義を高く評価したい。
(文:サッカーライター 貞永 晃二)
先制点をあげ喜ぶ福岡大選手ら(Photo UNN関西学生報道連盟)
俊足を活かし左サイドを独走し3点目を奪った(Photo UNN関西学生報道連盟)
総理大臣杯を受け取る福岡大選手(Photo UNN関西学生報道連盟)
優勝・福岡大(Photo UNN関西学生報道連盟)
準優勝・高知大(Photo UNN関西学生報道連盟)
優勝チーム記者会見(Photo JUFA Kansai)
第3位・関西大(Photo JUFA Kansai)
第3位・静岡産業大(Photo JUFA Kansai)
大会のみどころ(大会期間中トップページに掲載していたものと同様)
【取材協力:読売新聞大阪本社】
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